まだ、始めたばかりのこのブログ、Google Search Consoleでの最初の検索結果クエリが「inurl:contact」でした。何これ? なんで? と疑問に思ったんです。
検索してみたら、検索コマンドっていう効率的に検索できる機能の一種だとわかって、今まで知らずに生きてきて損な気分になりました。汗
でも、なんで「inurl:contact」なの?
それは、後で記します。
知らずにはいられないので、検索コマンドについて、効果的にリサーチできる方法を簡単に記しておきます。
検索コマンドって何?
検索コマンドとは、別名で検索演算子と言うそうです。
検索はわかるけど、コマンドとか演算子って何?
コマンドとは、英語でcommandですが、英単語の意味として、「命令[指図]する」→「支配する」→「優位に立つ」→「見渡す」といった意味合いにあたります。IT用語におけるコマンドは、人間がコンピューターへ、もしくは、システム間やソフトウェア間で、あることを実行するように「命令[指図]する」ことを指します。
演算子とは、英語でoperatorですが、英単語の意味では、「(機械の)運転者」「(装置などの)操作係」などの意味になります。理系が得意な人は、すぐにとわかると思うけど、コンピューター言語としての演算子は、実行するための割り出す種類を指定する記号のこと。
普段、私が検索しているやり方は、検索窓へ「ワードプレス ブログ 使い方」のように、探したいモノ・コトの当てはまる複数の単語をスペースを入れて入力します。これは、一般的なやり方だと思います。
ビジネス面において、SEO戦略などで情報収集をかけたり、あるいは、サイトのデバックのための調査をしたり、掲示板を探したりなど、検索コマンドは、いろんな用途で使え、絞り込み検索や、目的を指定して効率的な検索ができる。その演算子が複数あるようです。
そして、検索コマンドは、Googleの検索エンジンだけでなく、Yahoo!やBingなどの他の検索エンジンでも使えるそうです。
ちなみに、普通のやり方で「google command operators」と英語で検索したら、9つの演算子が表示されました。
google検索で「google command operators」と検索した結果
9つの代表的な検索コマンド
まずは、「google command operators」で検索結果で出た9つのコマンドを調べてみました。
その前に、検索コマンドを使う上で注意点をあげると
- 検索コマンドの一部に含まれない句読点は無視される。
- スペース間隔を入れる位置に注意
- 非推奨の検索演算子もある。
- 公式に削除されて使えないコマンドがある。(この記事には掲載していません)
特定のウェブサイトからの結果を検索する
site:
指定した特定のウェブサイト(URL、ドメイン、URLプレフィックス)限定で検索でき、また、指定した特定のウェブサイト内にあるキーワードを検索することもできる。
たとえば、forexample.comというドメインがあると仮定した場合に
site:forexample.comと検索窓に入力します。
forexample.comドメインのみの検索結果が表示されます。
www.forexample.comまたは、recipes.forexample.comというサイトが仮に存在すれば、どちらもforexample.comドメインなので、これらの検索結果が表示されるということになります。
site:https://www.forexample.comと検索窓に入力した場合は、
https://www.forexample.comサイト限定の検索結果が表示されます。
また、指定サイトの下階層の中の特定のキーワードで検索したい場合は、
site:https://www.forexample.com/menu apple
のように、「https://www.forexample.com」サイト内の「menu」階層の中にある「apple」単語が含まれるページが限定して表示するということになります。
冒頭で、スペース間隔を入れる位置に注意が必要とした例をあげると、
site:https://www.forexample.com/menu apple
「menu」と「apple」の間にスペースは入ります。
site: https://www.forexample.com/
site:の後にスペースを入れると機能しません。
ウェブページの最新のキャッシュを見つける
cache:
Googleへインデックス登録されているページを前提として、指定したURLの最新のキャッシュページが表示されます。
cache:https://www.forexample.com
のように、cache:の後に特定のURLを入力します。
仮に特定のサイトがサーバーダウンして、閲覧できない場合でも、この方法ならばウェブページにアクセスできるということになります。
特定のファイル(PDFなど)を検索する
filetype:
特定のファイル形式を絞り込んで検索できる。ext:
も同様の動作をするようです。
PDFファイル以外でも、googleのインデックスへ登録されているあらゆるファイル形式を絞り込んで検索できます。
検索の仕方は、
filetype:pdf marketing
filetype:ps design
filetype:ppt public speaking
などのように、filetype:
の直後に指定のファイル形式を入力し、半角スペースを入れ、探したい分野などのワードを入れると検索結果が出ます。
参考Google によるインデックス登録が可能なファイル形式
タイトルに特定の語句が含まれるページを検索する
intitle:
タイトルタグに特定のキーワードが含むページを探すときに使う演算子です。intitle:
の直後にキーワードを入力します。複数のキーワードを入れる場合はスペースを入れます。
ちなみに、
intitle:ブログ SEO
と入れたらと、タイトルに「ブログ」「SEO」の言葉が入ったコンテンツが結果として表示されました。
どちらかの言葉に結び付くページを検索
OR
検索したい二択の言葉に関連したページが結果に出る。|
も同じように使えるらしい。
試しに、
ディズニー OR ワーナー
と検索したら、「ディズニー」と「ワーナー」の関連したウェブページが表示されました。
特定のドメインに関連するウェブサイトを検索
related:
繋がりのある別のサイトを探すときに使う。ただし、大手のサイトがメインらしい。
related:https://www.sony.jp
と検索窓に入力して検索したところ、ソニーに関連したサイトが結果として現れました。
複数のワードが含まれるページを検索
allintext:
ページ内に指定した文句がすべて含まれる結果が表示する。
allintext:tiramisu tiratisu
と入力してみたところ、ページテキスト内に「tiramisu」「tiratisu」の言葉が含まれるウェブページが検出されました。厳密に言うと、「tiramisù」「tiratisù」(イタリア語)も含まれた結果が出ました。
タイトルに複数の単語が含まれるページを検索
allintitle:
intitle:
と同様に、ページタイトルに指定した全てのワードが含まれているページが表示されるが、allintitle:
の方がより詳細になるようです。
allintitle:ブログのSEO対策
と調べてみたら、「ブログ」「SEO」「対策」のキーワードに絞り込んだ結果が出ました。
ちなみに、「allintitle:ブログのSEO対策」「intitle:ブログ SEO 対策」で比較したところ、前者の総検索数は「約 1,750 件 (0.95 秒)」で、後者は「約 170,000 件 (0.31 秒) 」でした。
アンカーテキストの中に特定の単語が含まれるページを検索
inanchor:
アンカーリンクテキスト限定で、特定の文字を検索する。非推奨なんだそうだけど。
inanchor:詳しくみる
って、よくあるアンカーリンクを試しに入れてみたら、たくさん出てきました。
使ってみたい検索コマンド・リスト
指定した語句が完全一致か調べる
“”
ダブルクォーテーション(二重引用符)を使って、完全に一致する検索ワードを結果として出す方法
実験で、“ダブルクォーテーション(二重引用符)”と検索してみたところ、「“”」抜きの普通の検索では、約 13,400 件 (0.30 秒) の検索数でしたが、候補をさらに限定され、約 6,600 件 (0.41 秒) の結果でした。
指定した単語を切り捨てて検索する
-
特定のワードを除外する演算子で、たとえば、
アップル 種類 -mac
この場合はアップルの種類を探したいけど、macやiPhoneのアップル以外の情報を知りたいという感じで、あるキーワードが、複数の意味があり、他の情報を外して調べたいときに、除外するワードの直前に-
をいれます。
2つのワードに関連するページを検索
AND
特定の語句をどちらも含める検索
とうふ AND えだまめ
としたところ、豆腐と枝豆に関連するページが結果としてでました。絞り込みたい2つのキーワードの間に半角スペースAND
半角スペース、とします。
キーワードをあやふやにして検索
*
検索条件が合う見込みを広げたい場合
*
を演算子でワイルドカードって言うらしい。私はアスタリスクって言うけど。。
なぜ、ワイルドカードと言うのか調べてみたところ、カードゲームに由来する呼び名で、いかなる対象文字、あるいは文字列でも合うもののことで、検索などで指定するパターンの記号とのことです。
たとえば、分析 * デジタル
と試したところ、普通に検索するより幅広い件数の結果がでました。
URLの中に指定した語句があるページを検索
inurl:
指定した文字がURLのどこかに入っているウェブページが表示される
冒頭で記した件で言うと、
inurl:contact
「contact」という指定のワードが入ってるURLを探していて、たまたまヒットしたということでしょうか。
特定の日付以前の検索
before:
指定した日付より前の結果が表示される
SEO before:2023
のように、指定のキーワードの後に、半角スペースを入れ、before:
演算子の直後に日付を入れます。
特定の日付以降の検索
after:
指定した日付より後の結果が表示される
試しに、SEO after:2023
としたところ、上記のbefore:
演算子と比べ、最新の情報が表示されました。
検索コマンドを組み合わせて使うこともできる
ここまで、たくさんある演算子の中から抜粋して簡単に確認してきました。演算子を組み合わせて、より効率的に検索することができるようです。
自サイトの調査に、site:
演算子とほかの演算子を組み合わせてみる、例えば、「site:URL intitle:特定のワード」、「site:URL “指定の語句”」で同じテキストがあるかどうか探すのに良さそうです。
注意事項
演算子をたくさん使うと、Googleがスパムと疑って警告を立てます。人間であることを証明するために、「私は、ロボットではありません」にチェックをつければ、引き続き検索できます。
最後に
検索コマンドを使うと、効果的にSEO対策やサイト分析などができることがわかった。